YinYang Blog

ヨガウェアブランドYinYangの公式ブログ。バリと京都の現場から、ヨガとヨガウェアにまつわる最新情報をお届けします。
<スタッフの藍染挑戦日記>「草木染め」という呼び方。

<今週の蓼藍の様子 - 外の空気を満喫中>

 

こんにちは、ムシです。

 

今週の蓼藍は現状維持。地上の成長と言うよりは、 地下で根をはるのに忙しそうです。

 

今まで家の中でいわゆる温室育ちだったのが外のプランターにお引 越ししたので、環境の変化になれる期間というところでしょうか。

 

月曜日は初めて雨にさらされた蓼藍は少し寝そべり気味でまだまだ もやしっ子です。

 

来週は茎もしっかり太くなるといいな。

 

何か元気な植物をということで、 今回の染めに使う月桂樹の小枝を載せますね。

 

雨上がりの朝に収穫されたばかりの枝は少し濡れて光っていてとて も綺麗でした。

 

 

<草木染めという呼び方の由来>

 

前回のお話で天然染料と化学染料の歴史について軽く触れてみまし た。

 

今回は天然染料の中でも植物を用いた草木染めという呼び名につい てのお話を少し。

 

日本において"草木染め" と言う言葉が使われ始めたのは実はそんなに昔のことではなく、 昭和になってからのことです。

 

明治時代より化学染料が飛躍的に普及することで、 もともとあった天然染料による染めは衰退していきます。

 

何せ少量で染まり、安定した発色が可能で、退色がしにくく、 コストの安い化学染料は短期間でより多く生産できますから、 これは時代の流れとして当然なのでしょう。

 

大正から昭和初期にかけて盛んになった民藝運動の中で、 作家であり染織家の山崎斌(やまざきあきら) さんが化学染料の染めと区別し、 植物を用いた染めということを表現する言葉として"草木染め( 草木染)"という呼称をつけたそうです。

 

"草木染め”という言葉は登録商標として登録されていましたが、 息子の山崎青樹(やまざきせいじゅ) さんの代になり商標権を放棄され、 広く誰もが使える言葉となりました。

 

草木染めと呼べることは、山崎斌さん・ 山崎青樹さん親子の草木染めの復活や普及に対する思いの深さ・ それを愛好する人への配慮に他ならないということです。

 

また民藝運動というと柳宗理さんのお父さんの柳宗悦さんを中心と した日常使いの道具の用の美を再認知し、 手仕事の素晴らしさを伝える活動ですが、 改めて人の手が紡ぎだすものの温かみや自然の美しさを表現したも のがじわじわと広がるタイミングなのかもしれません。

 

 

<教えを請う喜びについて考えてみます>

 

先週にちょこっとご紹介した通り、 あたらめて草木染めをしっかりと学ぶために教室に通うことにしま した。

 

草木染めに関する知識とともに手を動かすことで体にインプットし ていくべくいざスタート。

 

いやはや学生時代と違い、先生から学ぶという経験の新鮮なこと!

 

勉強したことがどこに繋がっていくのかが見えていたらもっとちゃ んと頑張ったのにな、と大人になって久しい今になると( 多くの人が結構な確率で)思いますよね。

 

何はともあれ必要としている知識が得られる喜びは想像以上です。

 

日頃たくさんの情報の中にいますが、 その中から自分にとって必要なものを選ぶというのは意識しないと なかなかできないものです。

今まで点だったものが繋がって線になり、 実際のモノにリンクされると、ただの情報が知識となり、 経験を通して財産となっていきます。

おこがましいですけれど、私の目を通して、 読んでくださるみなさんが一緒に草木染めを体験して下されば幸い です。

 

 

<お待たせしました、草木染めスタート!でもまずは下準備から>

 

さて簡単に草木染めの工程をまとめますと、[下地処理] → [先媒染] → [染色] →  [後媒染]という4つに分かれています。

 

草木染めは色素とタンパク質がくっつくことで色を定着させるので すが、 例えば綿なんかは植物繊維のセルロースでできているため色が定着 しづらくそのままでは非常に染まりにくいのです。

 

対してシルクやウールなどと言った動物繊維はタンパク質を主成分 とするため、比較的容易に染めることが可能なのです。

 

ではセルロースに色素を定着させるためにどうするかというと、 セルロースの周りにタンパク質をまとわせる工程を行います。

 

その工程を下地処理と呼びます。

 

Yin Yangのバリラインでは下地処理に豆の煮出し汁のような自然由 来のものを使用していますが、 個人でそこまでの原料を揃えて安定したものを作るのは難しいので 、一般的には染色助剤と呼ばれる薬剤を使用します。

 

今回の染めに使う素材はシルクのストールと麻生地2種類。

 

 

先ほどの話の通り、 シルクはもともとタンパク質を持っているので下地処理は必要あり ません。

 

麻生地2種類を染色助剤を入れたお鍋の中に下地処理をしたいもの を入れてグツグツぐるぐるすること1時間ほど。

 

 

ある程度の温度帯にならないと定着しないので、 お鍋は火にかけた状態です。

 

十分に生地にタンパク質を付着させることができたら、 さっと水洗いをしておきます。

 

すごく地味〜な作業ではありますが、 この工程がないと植物繊維を綺麗に染め上げることができない重要 なものです。

 

下地処理と並行して、染液作りを行います。

 

1つは前回お話に出てきた玉ねぎの皮です。

 

 

大量の玉ねぎの皮を布の袋に入れてお茶パックのようにして煮出し ます。

 

どんどんと色素が出てきて、 オレンジがかった濃い黄色の液が出来上がります。

 

もう1つが月桂樹の葉と枝です。

 

 

こちらも刻んで大きな袋に入れて煮出していきます。

 

先ほどの玉ねぎとは違い、 薄めだけれども発色の良い黄色の液が出来上がりました。

 

ひとまずこれで下準備の完了!

 

次回は染色の様子をお伝えしますね。

スタッフ日記 00:43 comments(0)
<スタッフの藍染挑戦日記>本葉が出ました♪

<今週の蓼藍の様子 - 本葉がでました!>

 

こんにちは、ムシです。

 

蓼藍に本葉が出て根っこもニョキニョキと伸び始めました。

 

 

発芽のための小さなスペースでは少々窮屈そう。

 

大きく育って葉を広げられるようプランターへお引越しです。

 

この小さな芽がやがてあの綺麗な青をうみだすのだからなんとも不思議。

 

植物の生命力はすごいですね。

 

 

さて、蓼藍の成長を待っている間に私も成長をしなければ!

 

ということで改めて草木染めについて学ぶことにしました。

 

百聞は一見にしかず、何事も体感すると今までとは違った角度で見ることができるはず。

 

なんとなくだったものをしっかりとした輪郭でとらえて、知識だけではなく経験として説明できるようにチャレンジしていきたいと思います。

 

<染料の歴史についてごくごく軽く。>

 

19世紀半ばに化学染料がイギリスで発明されるまで、染色は植物や鉱物を用いた天然染料で行われていました。

 

聖徳太子の頃には冠位十二階と言う役職を服の色で現していたというのですから、染色の文化の発展たるやすごい歴史ですね。

 

平安時代には貴族社会の女性は十二単を着て、今の伝統色と呼ばれるような色味は表現されています。

 

古代の人たちは様々な植物や鉱物で試行錯誤した結果、染まりやすいものを特定して行ったのでしょう。

 

ちなみに一番最初に化学染料として発明された色はモーヴ(薄紫)、19世紀終わり頃にはドイツでインディゴ(藍色)が石炭から合成されました。

 

色の再現性、発色の良さ、退色のしにくさというような堅牢度(けんろうど)の高さでいえば化学染料は抜群です。

 

<じゃあ草木染めの良さってなんでしょう。>

 

そもそも草木染めといっても、前回のお話のように藍染の原料となるものも複数あり、ほとんどの植物は何らかの色素を持っています。

 

また同じ植物であっても季節や環境により色の出方や定着の仕方は異なるため染めるタイミングによって2つとないオリジナルのものが出来上がります。

 

言うなれば全て1点ものなわけです。

 

黄色の色素の中に赤が紛れ込んでいたり、緑が紛れ込んでいたりして、奥行きのある色に染め上がります。

 

そんな自然のものを使っていて同じ色や柄の出し方ができるのはやはり職人技。

 

植物の時期による発色の変化を経験で調節できるってすごいことだと思います。

 

まあ今だったら科学的に分析したら一番色素が活発に反応する時期をある程度は読めるのかもしれませんけれど、自分の五感を研ぎ澄ませてここぞというタイミングで色を決めるというのがまた草木染め独特の面白さ。

 

そのあたり、存分に楽しんでいきたいと思います。

 

具体的な工程は来週からスタートしますので少々お待ちください。

 

<草木染めに使った材料をちょこっと先にご紹介。>

 

今回私がさせてもらったのは玉ねぎの皮と月桂樹を使った染めです。

 

 

 

写真は月桂樹のフレッシュな枝。

 

鮮度が下がると色味に影響するので採りたての枝を惜しげも無く使わせてもらいます。

 

葉っぱや枝を刻んで鍋に投入!

 

玉ねぎの皮は残念ながら写真を撮りそびれました。

 

お見せできないのが残念なほどの山のような玉ねぎの皮。

 

今の季節、新玉ねぎが美味しいですけれど、草木染めで使うには向いておりませんのであえて常時売られている茶色い玉ねぎを今後は購入する予定です。

 

が、染めに使うには大量の皮がいるわけで、一体何玉食べたらハンカチ1枚染められるのやら、、、血液がサラサラになる方が早いでしょうね。健康維持できるなら一石二鳥かな。

 

ちなみにバリの染工場さんは自家農園で染料となる木を栽培し、木が元気にいられるような分量を刈り取り、また新たな苗を植えて育てています。

 

 

自然のサイクルに逆らわず無理のない範囲のものづくりの信念がある素敵な方たちと一緒にお仕事をさせてもらえることがとてもありがたいです。

スタッフ日記 10:28 comments(0)
<スタッフの藍染挑戦日記>芽が出ました☆

こんにちは、Yin Yangスタッフのムシです。


種まきから1週間、早速気の早い種から芽が出てきました。

 

 

小さな小さな双葉は背丈が3cmほど。葉の大きさはお米粒くらいです。


丈が10cmの頃には広い場所に植え替えを行います。


蓼藍の成長にはたくさんの水と肥料が必要になり、5月の中頃には1日に2回程度水やりをしなくてはいけないそう。


栄養たっぷりに大切に扱うことで葉の緑色が濃くなり、より美しいブルーを出してくれる蓼藍。


手をかけ目をかけ、日ごとの成長を見守りながら丈夫に育ちますように。

 

蓼藍は夏の終わりに1回目の収穫をし、またそこからぐんぐんと葉が成長し再度収穫し、最後に花を咲かせ、種を収穫します。


蓼藍は1年草なので冬になると枯れ、土に還っていきます。


種として越冬し、翌年の春にまた新たな芽を出すというサイクルです。


種は古くなると発芽しにくくなるので収穫できた分は翌年に蒔きます。


稲穂のようにたわわに実る種を想像するに、毎年蒔いた分の何倍かの種が採れるはずで、
庭がだんだん蓼藍用地として使用され、数年後には畑に作付けになる可能性が!!


ということで、Yin Yang産の蓼藍の種をそっと渡された心優しい方は栽培にご協力ください。

 

 

さて、すこしまじめにまとめ。


染料として考えた場合は、夏場は生の葉を使って水色の爽やかな色味を、
年間を通して使いたい場合は葉を乾燥させて保管し煮出して青色に、
保存性とより深みのあるインディゴに染めたい場合は葉を発酵させた蒅(すくも)を使って建染めという感じです。


1つの植物からこんなに様々な染めの方法があるのも藍染ならでは。


ひとくちにインディゴと言っても青みの強いもの、ブラウン調に見えるものなど様々あり、その均一でない色の出方が奥行きのある美しさや情緒を感じられる要素なのだと思います。

 

またほとんどの草木染めには色素を定着させる媒染という工程が必要となりますが、藍染は水や空気に触れることで色素が不溶性に変化するため媒染要らず。


ただどの草木染めについても言えることは、化学染料のように繊維に染み込むわけではなく、繊維の表面に健気にしがみついている状態なので、お水につけっぱなしにすると色素が溶け出していきます。


お洗濯の際には速やかに優しく手洗いし、陰干しでしっかりと乾燥させることでより美しい色合いが長持ちします。

 

次回のレポートでは生い茂る葉の写真がお届けできる予定です。
て、まだ芽が出ただけなんですけどね。
でも双葉を見ただけで俄然やる気はアップしますし、この感動を共有できれば嬉しいです。

 

スタッフ日記 11:30 comments(0)
<スタッフの藍染挑戦日記>種まきました!!

こんにちは、Yin Yangスタッフのムシです。

春分の日も過ぎて、春らしさが日ごとに増していきますね。

桜の季節ももうすぐ、京都の観光シーズンの到来です。

そんな春の心地よさを感じながら、 心は一足早く夏の終わりに向かっています。

 

今日子供と一緒に蓼藍(タデアイ)の種を蒔きました。
蓼藍は藍染の原料となる草花。徳島県の阿波藍が有名で、
ジャパンブルーと言われる深みのある青がとても美しい草木染めで す。

藍染というと藍建てという発酵させた藍を使用した染め技法が有名 ですが(先ほど阿波藍がそうです)、
フレッシュな葉っぱを使った方法もあるそう。

バリの草木染めとはまた違った日本ならではの染めを楽しみたい、

できるならば自分で原料から用意してみたいという思いで今回の蓼 藍栽培となったわけです。

盛夏の頃には葉が茂り、生葉を使った藍染が楽しめるはず!

ということで気が早くも春を飛び越え心は夏の終わりなのでした。

 

蓼藍の種は10日ほどで芽吹くとのこと、 また芽吹きの様子をおしらせします。
生葉の藍染でみずみずしい浅葱色に染め上がる様子までお届けでき るように大切に育てますので

夏の終わりまでどうぞお付き合いください。

 

ちなみに藍は薬草としても知られ、葉や実には解毒作用・消臭・ 防虫作用があるそうです。

日本各地にある草木染めはその地域の風土と密接に関係して発展し ているのでしょうね。

そういった草木染めの智恵も合わせてご紹介できたらと思っていま す。

 

スタッフ日記 18:04 comments(0)
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