YinYang Blog

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<バリ島便りvol.03>バリの季節と手仕事

スラマット シアン

まだ少し雨の残る雨季終盤のバリ島からゆーやんです。

 

 

生のバリを伝えるにはお天気のことが一番想像しやすいように思います。

バリ島の気温は通年30度前後。

季節は2シーズンに分かれていて、だいたい4月頃から10月頃までが乾季、11月頃から3月頃までが雨季です。

バリにも季節の変わり目というのがあり乾季から雨季、雨季から乾季に変わる頃は猛暑が続き体調を悪くする時期になるので注意が必要。

3月に入り雨も少なくなりましたが3月末頃までは雨が続くので油断出来ず(納期が遅れたり、洗濯物や外出時の服装やカッパは常備するなど)いつ雨が降っても良いような心構えは必要です。

南国の人がゆったりしているように見えるのは暑さなんだと住んでみてわかりました。

昼寝もよくします(笑)

 

 

<お天気と月のリズムとお祭りに影響される仕事現場>

 

 

お天気だけではなく、満月新月やバリヒンドゥー教のお祭りも仕事への大きな影響があるんです。

現地の方は宗教行事を大切に生活をされているので年に何度も大型連休があります。

バリヒンドゥ教独自のサカ暦カレンダーを元にお祭りが決まるため毎年違うのが独特です。

その度に作業は止まるため前もって念密なスケジュールを立てます。

お祭りの休みに加えて、2シーズンでの物作りでは色々と状況が変わってきます。

ほとんどの工場が年中30度前後の日中、エアコンも使わずに作業されています。

そして雨季の方が何をするにも時間がかかったり、失敗が起こる確率もあります。

特に染めに関しては太陽の光がないと綺麗な色が発色されなかったり早く乾かないので納期にも影響してきます。

検品後の管理にも特別注意をして湿気が多い雨季のカビ対策も万全にしています。

 

YinYangでは10年間の年月をかけてそのサイクルを見てお互いに無理のない製造期間というのを作っています。

その代わり、南国リズムに合わせてもらう事になるので、日本ではとても理解出来ない事も出てきますが、ヨガ的な思考でいうと、どんなことが起こっても受け入れてくれる寛大な心を持って取り組んでくれるのが日本チームのすごいところ。

忍耐力も鍛えられてると思います。

私は現地ですので問題が起こるのは日常なのでもちろん慣れています。

それをどう処理してゆくか。

日本に迷惑かけない方法を話し合ったり、でも大体は日本チームが寛大に受け入れてくれていることが多くいつも助けられています。

この仕事を通してチームワークの重要さや国を跨いだ理解する力というのを学ばせて頂いてます。

 

 

火を使う事も多い染め工場での作業は過酷!

 

 

<南国での手仕事>

 

例えば、今期2018SSコレクションのエアーフローイングパンツのインディゴとマスタードのグラデーション。

http://shop.yin-yang.jp/?pid=126646717

エアーフローイングパンツも人気アイテムの一つなので今回で3回目のリバイバルとなります。

特にインディゴとマスタードのグラデーションの色合いは大人気です。

 

 

ウエスト辺りから濃厚なインディゴに染められ中間でだんだん薄くグラデーションとなりそこに色は混ぜずに白抜きにしてそこからマスタードのグラデーションが裾へと広がってゆきます。

特に生地の量も多いデザインで、中央の白い部分を汚さず染め液を飛ばさずに2色の色でグラデーションにしてゆくのは至難の技です。それを職人さん達は丁寧に作業をして染め上げてゆきます。

グラデーションは本当に時間がかかる作業でしかもそれを出来る職人さんはたった二人。

彼らがいないとグラデーションが作れないという。

YinYangの好みを熟知してくれている彼とのミーティングは本当にやりやすい。

いつも最高の仕上がりにしてくれて言うことありません。

 

 

ところが、、、今回、とても珍しいことが起こりました。

色は完璧だったのですが、、、白抜きにする場所を間違えたのです。

指示よりも数センチ上の部分で白抜きして染めてしまったようです。

その数センチで印象がすごく変わってくる事もあり、エアーフローイングパンツの場合リネンコットンなので色が入らない部分は少し透けます。

数センチ間違った白い部分はベアトップで着て頂くと、致命的にも丁度下着が見える位置だったのです。

ガーーーーーン。

 

もう少し白抜きを下げてやり直すという事はもぅ出来ません。

もしそれをするなら漂白剤を使って色を全て抜いて染め直す事になります。

せっかく自然の色で染めているのに化学薬品を使いたくない。しかも生地も痛めてしまいます。

 

日本チームと相談し、それは避けたいのでどうしようかと話し合った結果、白抜きの部分にもう一度上からインディゴで染めよう!と。さすが機転の効くYinYangチーム(自画自賛)。

そして今回出来上がってきたのはイメージ撮影のサンプル商品とは色が異なってしまう仕上りになりました。

私達が作りたかった色ではないものの、やはり草木でしか出せない風合いの素敵なグラデーションになりました。

インディゴとマスタードが重なると美しいグリーンに染められます。

そのグラデーションは重なる部分のみなので奇跡的な色合いを楽しんでいただくことが出来るのです。

 

 

キチンと企画したものをお届け出来なかった事は事実でありますので反省し、現地ではそれをどう次に活かすべきかと日々向上に努めてます!

草木染めファンにしかわからない奇跡の色とされる貴重な1枚を手にされた方は、このストーリーを思い浮かべてバリの物作りと繋がって頂けると幸いです。

今日も猛暑のバリ島は2018AWコレクションの縫製真っ只中、今月迎えるバリ島のお正月大型連休に気持ちを向けながら今日もミシンがバリのペースで動いています。

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